昨夜、ホタルを見つけました。
2021/06/06
「テニスでは5セットまでもつれた試合をマラソンマッチと呼びます。長く苦しい道のり。ときに数時間にも及ぶたたかいは、体力だけでなく、心のタフさも求められます。「魂が抜けた」。全仏テニスでベスト16に進んだ錦織圭選手が、初戦から2試合続いたマラソンマッチの心境をそう表現していました。劣勢のつらい場面では、まだたたかいたいかと、自分に問いかけたといいます。スポーツ選手は精神面にも強い。数々の苦境をのりこえ、大舞台を経験しているトップ選手ほどー。そう思い込んでいる人は多いのではないか。しかし近年、一概にそうではないことが各国の研究でわかってきました。オーストラリアでは五輪代表選手の半数近くが何らかの症状を抱えていました。うつ病や摂食障害、心理的なストレス・・・。イギリスでも多くのトップ選手が不安を訴えています。さまざまなスポーツの国際機関も選手の身体的な健康について提言を出し始めました。(『アスリートのメンタルは強いのか?』)。過度の重圧や勝利至上主義。華々しさの裏で重くのしかかる負担。長くうつに悩んでいたことを明かした大坂なおみ選手は、アスリートの心の健康に改めて目をむけさせました。それが見過ごせない問題だからこそ、寄り添う声がひろがったのです。みずからの心の不調をさらけだすことはトップ選手ほど難しいといわれます。大坂選手の告白は同じような状態に苦しむ人たちに勇気を与えました。本当の「強さ」とは何かを投げかけながら。」(6日付けしんぶん赤旗「潮流」より)私の従弟も柔道で4段だったのですが、30歳過ぎにストレスから胃の「全摘手術」を受けました。病院にお見舞いに行った時に、「丈夫な体をしているのに、どうしたんや?」と訊くと、「職場でのストレスや。体は鍛えられても、心は鍛えられなかった」との会話でした。さて、最近起きた事件?が二つありますが、その一つは大津民商の事務局員が交通事故で亡くなりました。まだ33歳の若さで、先週もお話をしたばかりでした。人の命は一寸先が闇だと感じさせられましたが、それにしてもいまだに信じられません。もう一つは、今年初めてホタルの飛ぶ姿が4日(金)の夜に見られました。「まだ早いかな?」と近所の小川に行くと、一つ、二つと点滅する光が幻想的でした。たった2匹ですが、「よく冬を乗り越えて来たな」と思い、また亡くなった彼が会いに来てくれたのかなとも思いました。(写真は、最近めっきり減ったタンポポの花と、取る人もなくワラビが成長して葉を広げていました)
ワクチンの予約が出来ました。
2021/06/03
「わがまち ふるさと」「大阪府・能勢町」「大阪府豊能(とよの)郡能勢(のせ)町は大阪府の最北端で、兵庫県、京都府と隣接する町です。97平方`の面積に9500人、100b四方に1人という人口密度です。農業を基幹としながらも、近年は離農される農家も多く、近隣市へ働きに出る兼業農家がほとんどで、農業も後継者不足に悩まされています。そのようななか、能勢町には地域に根ざした伝統芸能があります。江戸時代後期から200年にわたり、語りと三味線による素浄瑠璃(すじょうるり)が継承されていました。これに人形、はやしを加えた人形浄瑠璃w立ち上げようと大阪の人形浄瑠璃文楽座へ監修を請い、2006年に浄るりシアターを拠点として人形浄瑠璃鹿角(ろっかく)座が立ち上がりました。町内外で公演を行ってきましたが、残念ながらコロナ禍の中では毎年6月に開催している劇場公演もままならず、その事態を乗り越えようとインターネットを使った配信を始めています。能勢町のウェブページから「鹿角座公演YouTube配信」で検索すると、上演映像・解説動画が配信されています。能勢に来て、劇場での公演を見ていただきたいところですが、今はおうちで人形浄瑠璃をお楽しみください。(中西顕治町議)」(3日付けしんぶん赤旗「地方・総合のページ」より)
あれはたしか、私が高校2年生の時でしたが「大阪府教育委員会」の主催で、「シニアリーダー」の養成学校に参加しました。夏休みに1週間の予定で、テントの張り方、ご飯の炊き方、キャンプファイヤーの楽しみ方等々でした。この間、お風呂のない生活で、その事が一番辛かった思い出があります。最後の日に、プールで救難の訓練がありましたが、その事より風呂代わりに水に入れた事が嬉しかったです。その時にリーダー役だっ大学生の一人とは今も交流があり、たまに会うと思い出話に花が咲きます。さて、高島市でも「ワクチン接種」の予約が始まり、6月19日(土)に1回目、7月10日(土)に2回目の予約となりました。これが早いのかどうか分かりませんが、少しは安心して大阪にも行けそうです。(写真は、友人の寺である玉泉寺の本殿とその周辺の景色です)
今日で5月も終わりですね。
2021/05/31
「原発汚染水放出決定1カ月半」「政府が、東京電力福島弟1原発から出る放射能汚染水を処理した後のトリチウム(3重水素)を含む汚染水(処理水)の海洋放出を決定してから1カ月半がたちます。地元・福島県では、反対や不安の声が収まるどころか勢いを増しています。(福島県 野崎勇雄)政府と東電は2015年8月、「関係者の理解なしには(処理水の)いかなる処分も行わない」と福島県漁連と約束。放射能汚染水の海洋放出という4月13日の政府決定は、漁業関係者にとって「寝耳に水」でした。目の前の寒流と暖流がぶつかる「潮目の海」で取れる魚介類が「常磐もの」と高い評価を得てきた福島県いわき市の漁業。同市漁協は七つの港の沿岸漁業者の組合です。いわき市では4月下旬から5月中旬にかけ、市漁協による国の担当者を呼んだ説明会が5回に分けて開かれました。同漁協役員と7支所の代表、底引き、船引き、彩鮑(ウニ・アワビ、釣り)など5グループ、119人が参加しました。説明会出席者によると、国担当者の型どおりの説明後、漁民から異論が相次ぎました。「海洋放出決定を受けての説明会とは、プロセスが違うのではないか。まず現場に説明して、そこから積み上げるのが筋ではないか」「一方的に約束をほごにするものだ。漁民として納得する人はいないぞ」福島県漁連は3月で試験操業を終え、4月からの一定期間を本格操業に向けた移行期間と位置付けています。「本格操業に向けて準備を始めた矢先『決定』だ。なぜこのタイミングなのか」。いわき市漁協に限らず、うめくような声がどこでも上がっています。」(31日付けしんぶん赤旗「地方特集」より)海洋放出するにあたって、500倍の水で希釈するとの話でしたが、今あるタンク内の汚染水だけで30年はかかるそうです。その間、毎日120トンの汚染水が増え、40年後でも解決していないだろうと言われています。まるで、天文学的な数字で、このままでは少なくとも私は見届けることは出来ないでしょう。さて、今日で5月も終りますが、「あっという間」の事で、ほとんど商売にはなりませんでした。来月にはワクチンの接種も始まり、高島市からは市民一人あたり、5000円の給付金があり、それに期待を寄せています。(写真は、安曇川町で有名な「玉泉寺」ですが、友人の住職とお話しました)
毎日、退屈な日々を送っています。
2021/05/28
「食料支援に学生感謝 盛岡大」「労働組合や市民団体の有志と個人でつくる「学生食料支援プロジェクト実行委員会㏌岩手」は27日昼、岩手県滝沢市の盛岡大学で初の食料支援を行いました。コロナ感染防止のために、今回は配布対象を独り暮らしの学生に限定し、事前の申し込みを呼びかけ、54人が登録しました。引き渡し場所の同大学生協の店舗前には、開始直後から学生らが相次いで訪れ、米や袋ラーメン、パスタ、ツナ缶などが入った袋と生理用品を受け取りました。同大学からはレトルトのおかゆが提供されました。2年生の女子は「パンの製造のバイトが減り、収入が少なくなった。ご飯の量を控えている」と語り、2年生の男子は「この食料は本当にありがたい。大切に食べる」と感謝しました。別の2年生の男子は「コロナが気になり、久慈市の実家に帰れないのがさびしい」と明かし、1年生の男子は「もし大学でコロナが出て、講義がオンラインなったら困る」と話しました。食料支援を初めて知り、その場で申し込んで後日受け取る約束をした学生もいました。」(28日付けしんぶん赤旗「社会・総合」欄より)ここ安曇川でも、コロナ禍のもと生活困窮者が増えています。「高島市生活と健康を守る会(生健会)」が発足し、嫁さんが会長に選任され活動しています。(ようやるわ)有志からお米のカンパを頂き、数名の方に無料配布しました。これが初めての活動になり、仲間が増えることに期待しているようです。(写真は、久しぶりに訪れた「秋葉の水」ですが、「葉」の部分にアマガエルが休んでしました)
高島市では、まだ接種券が届きません。
2021/05/25
「母の涙」「予科練の入隊見送った駅で 京都・舞鶴市 矢野 武(91歳)「お前は姉2人だけの長男、いいのか?」周りの反対を押し切って旧制中学3年生、15歳の軍国少年は1945年3月、大阪・梅田の阪急宝塚線改札口に集合。宝塚海軍航空隊に入隊する朝だ。引率の下士官に連れられて乗車を開始、甲飛練(海軍甲種飛行予科練習生)弟16期生を見送る。級友、母ともいよいよお別れ。その時、警戒警報が発令。人垣も減って見送り人も解散した。やがて発車する時、改札口を振り返ると離れた所にボソと立っている母がいた。ハンカチを口に当てながら手を挙げてくれた。気丈で笑顔を絶やさない母だったが、笑っていなかった。今でもはっきり思い出させる。」(25日付けしんぶん赤旗「読者の広場」より)テレビや新聞で「コロナワクチン」接種が始まったと伝えていますが、高島市は遅れていて85歳以上の予約が始まったばかりです。65歳以上は、6月からの予約で、7月に打てるかどうかです。行政の能力によって、国民に差別が起きるのは納得が行きません。「もっと頑張れ!高島市」と声を大にして叫びたいです。(写真は、「やまぼうし」の花ですが、例年より半月は早く咲きました)
今日は梅雨の中休みです。
2021/05/22
「言葉の”刃(やいば)”が心を深くえぐる。指先ひとつの悪意が人を死にまで追いつめる。「毎日100件近く率直な意見。傷ついたのは否定できなかったから。弱い私でごめんなさい」。こんなメッセージを残し、プロレスラーの木村花さんが22歳で命を絶ってから、あすで1年がたちます。出演したテレビ番組の過剰な演出が原因となり、ネット上で執ようにくり返されたひぼう中傷。それは彼女の死後も続きました。「あんたの死でみんな幸せになったよ、ありがとう」。そうツイッターに書き込んだ長野県の男性を、花さんの母響子さんが訴えた裁判で東京地裁は129万円の賠償を命じました。「ひぼう中傷で悩んでいる人たちにこの裁判の結果が救いの糸口になればと思う」。急速に普及したツイッターなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。人びとをつなぎ社会を動かす大きな力となる一方で、他人を傷つけ、分断する攻撃が後を絶ちません。こうした被害を救う一歩として今年4月、国会ではプロバイダ責任制限法改正案が全会一致で可決されました。政府や権力の介入を退け人権に配慮しながら、ネットの自由な表現活動をどう保障していくか、社会全体の模索が続いています。人にやさしかったという花さん。生前、みずからの職業を通して若い人たちの可能性を伝えていきたいとよく話していました。「花が望んだやさしい世界に少しでも近づけるように」。愛のあるSNSになってほしいー。響子さんの思いです。」(22日付けしんぶん赤旗「潮流」より)私はこの番組を見ていないので、どんな内容だったのか知りませんが、かなり過激なものだっのでしょう?それにしても、この長野県の男性は卑怯なやり方で、許すことは出来ませんね。さて、一昨日の夜から降り出した雨は、早朝まで止まず、なかなか眠れませんでした。朝のニュースでは、大阪府下の四条畷市や枚方市でも土砂災害が発生したとか。昔のような「しとしと梅雨」ではなく、すぐに人類に対して牙をむくようになりました。(写真は、久しぶりに訪れた志賀町の「比良トピア」の夕暮れの景色です)
早くも梅雨入りしましたね。
2021/05/19
「パンデミック 激動の世界」「NHKスペシャル23日放送」「65歳以上の高齢者割合が28・7%と過去最高を更新し続けている日本。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)は、介護現場を”崩壊寸前”に追いやっています。23日放送のNHKスペシャル「パンデミック 激動の世界」(総合、午後9時)の弟10回は「迫る”介護崩壊”誰が老後を守るのか」と題して送ります。新型コロナの影響でサービスを提供する事業所の中には「密」を避けるための利用控えや衛生用品の購入コスト増などで収支が悪化、経営難に陥るところも出ています。昨年、介護関連の倒産は118件。過去最多です。感染への不安からヘルパーの離職・休職が相次ぎ、人手不足が深刻化。負担が家族にのしかかり、必要な介護が受けられない事態も生まれています。一方、各地では”介護崩壊”の危機を乗り越えようという模索が始まっています。高齢化率40%を超える北海道幌加内町では、介護保険に加えて町独自の財源を投入し、町職員が退職して立ち上げたNPOが住民のための介護サービスを提供しています。番組では、大越健介キャスターが、国内外の先進事例や専門家への取材を基に、どうすれば高齢者の暮らしを守れるのかを探ります。」(19日付けしんぶん赤旗「社会・総合」欄より)私の51歳の友人は、「特養施設」で働いていますが、優先接種で2回目も終わりました。顔を会わせる度に、医療従事者でもないのに「ずるいな!ずるいな!と言っています。高島市では、ようやく85歳以上の予約が始まったばかりで、それも6月以降になりそうです。65歳以上の私たちには、まだ案内も来ておらず、7月まで待つ必要がありそうです。(写真は、孫と行った守山市にある「佐川美術館」の大恐竜展ですが、福井県・勝山市からお借りしたものです)
高島市で11人の感染者が出ました。
2021/05/16
「ウズラの卵にタケノコ、鶏肉やゴボウ、シイタケ。あんずや栗も入った炊き込みご飯「峠の釜めし」。名物の益子焼の土鍋を一度は手にとった人も多いでしょう。温かく家庭的で、見た目にも楽しいお弁当。そんな旅客の望みにこたえようと、群馬の駅弁屋が売り出して半世紀余り。時代の移り変わりとともに駅からドライブインへと販路を広げてきましたが、その一つ「おぎのや長野店」が閉じることになりました。上信越道の長野インター近くに開き、バスやマイカーで訪れる観光客を集めてきました。しかしコロナ禍で団体客が激減。閉店の一報はネットでも大きな話題となり、寂しい、思い出の場所がなくなるといった声が相次ぎました。長く人びとに愛されてきた老舗や名店がのれんを下しています。なかには江戸時代から続く料亭や菓子店も。名が知らずとも各地で親しまれてきた店も同じく、筆者の地元でも愛顧への感謝とともに窮状を訴える張り紙が商店街のシャッターに。当たり前にあったものが失われていく。見慣れた風景だけでなく、文化や芸術、日常の営みさえも。くらしから潤いがうばわれ、乾いた心はささくれ立ち、マスク越しの表情も険しくなる日々。そんなときこそ、生きる希望がほしいのに。直近の世論調査で菅内閣の支持率が最低、不支持は最高となり、コロナ対応を評価しない人も6割をこえました。この期に及んで五輪について「やるよ」と軽々しく応じたという首相。その目には何が映っているのか。」(16日付けしんぶん赤旗「潮流」より)当時、東京に住んでいた私は、友人が住む長野方面には何度か旅に出ましたが、横川駅の「峠の釜めし」は食べられませんでした。上越線の「特急あさま」は、窓が開けられず停車時間も短かったからです。さて、人口48000人の我が高島市で、昨日は11人の感染者が出て、少しパニックになっています。「どこの誰や?」と市民の間では噂になり、市が発表しなくても2〜3日の間に分かってしまう恐ろしさもあります。(写真は、久しぶりにお会いした我が家の「ヤモリ君」ですが、思わず「元気にしていたか?」と声をかけました)
今年の5月は寒いです。
2021/05/13
「わがまち ふるさと」「福島県・伊達市」「福島県中通り地方の最北部に位置する伊達(だて)市は、人口約5万8000人、のどかで穏やか、住みやすいまちです。東に阿武隈山系の霊山(りようぜん)、西には吾妻連峰、北は宮城県境の山々が遠望できる景観に恵まれた地域で、福島盆地の北部にあります。仙台藩伊達家の発祥の地である梁川町など市内各地に歴史が刻まれ、遺跡も残っています。伊達、梁川、保原、霊山、月舘の5町が合併してから15年。4月には東北中央自動車道相馬ー福島間が開通し、交通網がさらに広がっています。モモやリンゴ、カキなど果樹中心の農業が基幹産業。大正時代に開発された「あんぽ柿」はこの地方の名産で、モモは全国有数の産出量を誇ります。原発事故による風評被害はまだ残りますが、日本共産党も復興をめざす農家の努力を支援しています。同市は障害福祉や子育て支援にも力を入れています。住民と党市議団が、福島市にある特別支援学校高等部への通学支援を県や市に申し入れ。県は拒んだものの、市の通学バス独自運行へとつながりました。手話言語条例も県内で2番目に制定されるなど、積極的な共生社会への取り組みが進んでいます。(近藤真一伊達市議)」(13日付けしんぶん赤旗「地方・総合のページ」より)関西の人間にとって、東北地方は接点の少ない場所でなじみがありません。だからか、いつかは行ってみたい場所でもあります。さて、昨日は、嫁さんと都合が合い、夕方午後6時に「朽木・てんくう温泉」に行きました。いつもは入浴料だけ支払うのですが、「温泉(700円)+いわな御膳(1200円)」で1600円でしたので300円もお得でした。それにしても、近場に温泉があることは、とてもありがたいものだと感じるようになりました。(写真は、てんくう温泉内にあるレストラン「天空」で食べた「いわな御膳」です)
感染拡大が止まりませんね。
2021/05/10
「雪もとけ、北の大地にみずみずしい自然が映えるころ。野山には草花がめぶき、畑起こしも始まります。長い冬も終わり、きらめく季節に思い返すあの日々。年寄りと幼子をかかえ、鵜沢希伊子さんの一家が東京から北海道に渡ったのは終戦の年でした。空襲によって焼きだされ、無一文で帯広へ。そこから汽車と馬車にゆられ、行きついた先はほったて小屋。目の前にはどこまでも畑がひろがっていました。来れ、沃土(よくど)北海道へー。当時そんなスローガンのもと、身一つとなった戦災者を北海道に集団帰農させる国策が進められていました。食料増産のため「特攻隊に続け」とあおり、駆り集められた人々は「拓北能兵隊」と名づけられました。しかし入植者を待ち受けていたのは、沃土どころか泥炭が広がる原野がほとんどでした。農作の経験もないうえに、寝息も凍る極寒の地。家も土地も農具も無償、助成や援助もあるとした国の約束はことごと反故(ほご)にされました。夜逃げや一家離散、病気や生活苦・・・。敗戦を挟んだ北の大地の苦難は歴史の闇に沈んでいます。鵜沢さんはその事実を後世に残そうと、自身を含めた体験者の証言を『知られざる 拓北農兵隊の記録』(高文研)にまとめました。「戦災にあい国から冷たく捨てられた私たちが、人生をかけて戦争は絶対にすべきではないと伝えなければ」。平和を希求する憲法を守る運動には死ぬまで参加したいと。90歳になるいまも「戦争反対 守れ九条」と書かれたワッペンを胸に。」(10日付けしんぶん赤旗「潮流」より)北海道には、何度か行き、「アイヌ」への弾圧は知っていました。ただ、同じ日本人に対しても同様の事がされていたとは驚きです。今度、北海道に行けば「見える景色」が違って見えるかも知れません。さて、ここ高島市でも連日感染者が出て、他人事とは思えなくなりました。友人は介護施設に勤務しているので、1回目のワクチンの接種が終わりました。会うたびに「良いな〜、良いな〜」と言っています。(写真は、田植えが進み新録の季節になった田中地区の景色です)
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