今年の水仙は可哀想。
2011/02/17
もう一つの番組である「母の衣に抱かれて 津軽袰月(ほろつき)ものがたり」は「無縁社会」のまったく反対にある作品でした。地区には65歳以上の老人ばかりで、子どもが一人もいなくなりますが「自分たちのような苦労は子どもにさせたくない」「都会(まち)に出て、それなりの家庭を築いて欲しい」との優しい心が伝わります。お盆になると、千葉や埼玉、横浜ナンバーの車が地区に集まり、沢山の子どもたちで(孫になるかな)久しぶりの賑わいを見せます。しかし、お盆が過ぎると、一台また一台と都会に戻って行き、元の静かな集落になります。道路に書かれた「ドラエもん」の絵が、昨日まで子どもがいたことの証明かもしれません。山の段々畑で、大根を育てているおばあちゃんに「そんなに多くの大根、どうするんですか?」とスタッフが訊くと、「近所さ、あげるのだよ」「息子たちも、まちで誰かの世話になっているだろう」「こちらは、それに対する恩返しだよ」と言う言葉が胸に響きます。最後の場面では、おじいちゃんが近所のおじいちゃんに、散髪してもらい髭を剃ってもらっている顔が嬉しそうでした。ここには、「限界集落」などという言葉は不釣り合いに思いました。ある意味では、人間社会の原点が失われていない事がわかり「無縁社会」に対する答えかもしれません。さて、昨日(16日)は二週間ぶりにお休みを頂き、敦賀・きらめき温泉「リラ・ポート」に行きました。昼食後、「少し遅いけど、水仙を見に越前海岸に行こうか?」と言うことことで、河野海岸から越前海岸に向かいました。この時期は「越前ガニ」で車が多いので敬遠したいのですが、意外とガラガラでした。「そらなあ、一泊3万円もしたら敬遠するわな」「年々、観光客が少なくなっている気がするわ」と運転しながら思いました。ところで、肝心の水仙ですが降雪が多く茎の長い水仙は、ほとんどが下を向いていました。茎の比較的短い水仙だけが上向きに咲いていました。いつもなら「水仙ランド」に立ち寄るのでが、今回は諦めて帰路につきました。(写真は、道の駅「マキノ・追坂峠」の除雪された雪の山と「水仙ランド」の水仙と案内標識です)
安曇川は今日も雪だった。
2011/02/13
11日、12日と二夜続けて、NHKの「無縁社会」を食い入るように観ましたが、なかなか考えさせられる番組でした。「誰からも支えてもらえない」「誰からも必要とされていない」という孤独感は、本人にとって耐えられないものでしょう。10代の定時制高校に通う男性は、唯一のよりどころである学校を父親が契約社員であるため授業料が払えず退学を選択します。廊下の壁にもたれて泣く姿がとても切なく感じました。また、同じ10代の女性は、両親の離婚後NPO法人が運営する寮に入り自立の為に訓練する姿が映し出されます。40代の男性は、幼い頃両親が離婚し、おばあちゃんに育てられ、おばあちゃんの死後は天涯孤独になります。契約社員で職を転々とし、体を壊して仕事を辞めます。ある日、町内を清掃するボランティアを始めますが、大人にはなかなか声かけが出来ません。たまたま下校途中の小学生が「こんにちは!」と挨拶してくれます。それを機に、小学校に「カブトムシの幼虫」をプレゼントします。この男性の元に、小学生からお礼の文集が届きます。涙を流しながら「自分は一人ではないと実感できました」と答えていました。和歌山県・白浜町の観光名所、三段壁には自殺志願者が後を絶ちません。この地域で教会の牧師をしながらNPO法人を立ち上げた男性の元には、「死にきれない」と懇願する電話がかかって来ます。白浜駅に迎えに行くと「13日間、死に場所を探していました」と疲労困憊の状況で話していました。男性もまた、この教会で社会復帰できるまでの共同生活が始まります。この教会には元自動車の敏腕営業マンだった男性で過労から病気を発症し、会社退職に追い込まれました。その後、妻と離婚し自殺をするために白浜に来て救われたそうです。毎朝、豆腐店に「おから」を貰いに行き、それから「クッキー」を作る仕事をしていました。「一度棄てられた物が、再び役に立つ。どこか自分と重ね合わせて希望が持てる」と話されていました。番組の中では色々な意見が出ていましたが、私には「これだ!」と思えるもものはありませんでした。ただ、根本的な原因は、非正規だ、契約だ、アルバイトだ、パートだとする不安定雇用に問題があると思います。企業がもっと社員を守るという社会的責任を果たすべきではないでしょうか?ある中小企業の社長さんが「自分の給料が出なくても、社員に迷惑はかけられない」「私たちは、社員も家族の一員だと思っている」と話されていました。大企業の社長さんよ!こんな思いをしたことが一度でもあるのでしょうか?もう一つの番組の感想は次回に書きたいと思います。今朝の安曇川の積雪は5pでしたが、今も時々雪が舞っています。気温も0℃しかなく、朝からお店に誰も来ませんし、電話一本かかって来ません。まるで自分が「無縁社会」に」いるようです。(笑い)(写真は、除雪で出来た雪の山です)
大阪で雪が降っている?
2011/02/11
9日(水)は、道路工事もあって車が止められずお客が来れないので早じまいして、今年初めて「朽木・てんくう温泉」に出掛けました。話しには聞いていたのですが、旧安曇川町から旧朽木村に入ると、風景が一変するほどの大雪でした。屋根の雪は50p以上は残っており、家の周りも100p以上はありました。お店からわずか20分足らずの距離で、どこか遠くの雪国に来たような錯覚に陥ります。写真を撮ろうとカメラを探しましたが見つかりません。「店長日記を書くときに鞄から出して、戻すの忘れててた」と残念な事になりました。「てんくう温泉」は、この時期ににしては予想以上に混雑していましたので顔見知りのスタッフに訊くと、「スキーに来たお客が、立ち寄って来られます」との事でした。「昨年は、雪不足でスキーが出来なかったから予想以上の減収でした」と話されましたが、「雪で儲かる商売が羨ましいわ」と答えておきました。入浴後、「宝牧場」の300円もするソフトクリームと250円の食パンを買い求め帰路につきました。今日、11日(祝)は大寒波が来て大雪になると予報されていたので、昨夜は融雪の水を出して帰りましたが、今朝、外を見ると何もありません。「あれっ、どうしたんやろう?」と思いテレビを点けると、大阪城が映り雪が横なぐりに降っていました。「東京も大阪も博多も雪らしいで」と嫁さんが言うので、「これは南雪で、春の前兆やね」「ひょっとすると、もう安曇川では降らないかも」と天気予報士のように返事しておきました。それにしても、大阪で積雪があると雪用タイヤでないので交通機関は大変だろうなと想像しています。(写真は、芽が膨らみつつある桜の木と椿の花です)
2月の雨は珍しい。
2011/02/09
第25回民教協スペシャル「母の衣に抱かれて」 第25回を迎える「民教協(民間放送教育会)スペシャル。今年は青森放送制作「母の衣に抱かれて 津軽袰月(ほろつき)ものがたり」が11日、12日にかけて加盟各局で放送されます。津軽半島の先端、高齢化の進んだ集落・袰月の四季を通し、故郷、家族を見つめ直し、本当の豊かさとは何かを模索します。ナレーターは和久井映見。東津軽郡今別町袰月は漁師の集落。戦後直後、400人を超えていた人口は、現在39世帯63人に、子どもは一人もいません。県内で最も高齢化率が高く、平均年齢は73歳です。65歳以上の人が半分以上いると「限界集落」と呼ばれています。なぜ、「限界集落」になったのか、そもそもこの集落は「限界」なのかという疑問から、企画が生まれました。しかし、漁師たちから「限界集落の取材ならだめだ」と断られます。2008年から始めた取材。小山田文泰ディレクターは、青森市内から車で2時間弱をかけて袰月地区へ通います。取材する側とされる側という境界を守りながら、「僕自身は、限界集落だと思っていません」という気持ちを伝え、住民と交流し、撮影の許しを得ました。海と大地の恵みとともに暮らす住民の口は重い。時には住み込み、収めた声と映像からは、雪国に暮らす人々の袰月への思いと、支え合い分かち合う心が見えてきます。「住んでいる方たちへのインタビューではありません。時間をかけて寄り添うように、そこでともに暮らす、その中から真実の姿を撮ることができたんです」と振り返ります。 和久井映見さんの話 オープニングの厳しい雪の映像には圧倒されました。今回の番組では、厳しくも美しい自然に囲まれた袰月集落を見守る月の精として語っています。春夏秋冬と番組が進み、番組後半では、子どもたちがいなくなってしまった理由が明らかになります。故郷を愛しながらも子どもたちの幸福を考えた袰月のみなさんの生き方には、画面を見ながら言葉がつまりました。新聞やテレビで使われている「限界集落」という言葉の「限界」ってなんだろう?と考えさせられる作品だと思います。(9日付けしんぶん赤旗より)先日ご紹介した「無縁社会」とまったく反対側にある「限界集落」と呼ばれる「地縁社会」の作品で、どちらも是非観てみたいと思います。ところで、今日の安曇川は朝からにわか雨が降っています。「2月に雨なんて、珍しいな」と来られるお客さんが話して帰られます。また、店の前の市道が舗装工事で片側通行になり、混雑?しています。それにしても、700bの工事区間をたった二日で仕上げるとは驚いたものです。(写真は、舗装工事中の色々な車両です)
若い世代に「無縁社会」。
2011/02/06
「”無縁”となるのは高齢者だけではないー。NHKスペシャル「無縁社会 新たな”つながり”を求めて」が11日(後7・30)に放送されます。昨年1月から放送されたNHKの「無縁社会」シリーズ。視聴者からは「未婚で、高齢の親と同居している。無縁死するかもしれない」「介護で仕事をやめた。自分も無縁だと感じる」などの反響が1万4千件も寄せられました。その多くが20代から50代の働き盛りの世代のものです。今回取り上げるのは、若い世代に広がる無縁社会の実態。未婚、離婚、失業、職場での人間関係の希薄化など、あらゆるきっかけで、無縁社会に陥ります。無縁化した人たちが再び社会とつながるためのさまざまな試みを通して、無縁社会を乗り越えるための、解決の道筋を模索してゆきます。「日本のこれから」 翌12日の「日本のこれから」(後9・0)は「どうする?無縁化社会」を放送します。スタジオに約30人の市民を招いて、働く世代が無縁化するメカニズムを分析、社会保障のあり方や、何を変えていかねばならないかを議論します。」(6日付けしんぶん赤旗「試写室」より)なかなか、重い問題ですが、特に都会ではお互いに関心を持たないように生活していますから「無縁社会」になりがちですね。また、「引きこもり」がちな生活を改め、色々なサークルに参加して仲間を増やすことが大切ではないでしょうか?さて、大相撲の「八百長」問題が報道されていますが、「いまさら何を」と思っています。私も少年の頃は(そんな頃もありました)大の相撲ファンでしたが、確か大鵬がこの一番で負けると負け越しという時、相手か意図的に土俵を割りました。それ以来、大相撲など見向きもしなくなりました。この際、プロレスと同じで「八百長」もあるという前提で観れば良いと思います。ところで、皆さんはご存じかどうか知りませんが、雪は、そのまま放置するとなかなか溶けませんが、移動させると溶けるのが早くなります。科学的な根拠は知りませんが、雪国での常識となっています。(写真は、雪よけして溶けた空き地と放置したまま残った雪と、雨にけむる田中地区の遠景と、雪の下から出て花が咲きそうな野生の水仙です)
マキノ町は豪雪だ!
2011/02/03
2日(水)は久しぶりにお休みを頂き、敦賀方面の通行止めの影響もまだ残っているだろうと言うことで、びわこ大橋を渡り湖南方面を目指しました。今まで何度か通った湖南市にある「十二坊温泉・ゆらら」に行く事にしましたが、玄関に着くと「温水プール」は3月21日まで休業と書いてありました。敦賀市の「リラ・ポート」以外でプールと温泉がある数少ない施設なのに残念です。仕方なく、いつも入浴する「竜王町・蒲生の湯」に目的地を変更する事にし、「ゆらら」から15分ほどで到着しました。風呂から上がると午後1時になっていましたので、回転寿司に飽きた長女のため「ガスト」を目指しました。ところが、途中で出店にある「イチゴ」や「ナシ」や「野菜」に惹かれて嫁さんが買い物から帰って来ません。結局、20分も待たされて昼食の時間が随分と遅くなってしまいました。東近江市(旧八日市市)には、雪のかけらもなくごく普通の生活ぶりでした。「もう一度同じ道を戻るのもいややな」「思い切って湖北経由で帰ろうか」となり、国道307号線を彦根市に向かって走りました。途中、多賀大社がある多賀町まで来ると、山沿いにあるためか30p以上の積雪がありました。そこから彦根市内に入ると、日陰に所々雪が残る程度でたいしたことはありませんでした。彦根市内から長浜市内に向かうと、徐々に積雪量が増えて来ましたが、それでも20p程度です。そこから、旧びわ町まで来ると積雪も30p以上になり、「すごいな」と思いました。しかし、そのすごさは旧西浅井町に入って驚嘆に変わりました。なんと100p以上も屋根に残り、屋根雪を下ろす住民の姿もあり、さらに道路の除雪した場所では200p近くの雪の壁になっていました。このまま真っ直ぐ帰宅するには少し早いので「白谷温泉・八王子荘」で温泉のおかわりをするため立ち寄りましたが、旧西浅井町と同じくらいの積雪でした。同じ高島市内でも、これほど積雪量が違うものだと思いましたが、現在マキノ高原スキー場が170p、函館山スキー場が245pだそうです。2月に入ってから、むこう1週間は雪マークが出ていませんのでひとまず安心です。(写真は、美味しそうなイチゴとマキノ・八王子荘の現況です)
諫早湾の海のギロチン。
2011/01/30
昨夜のNHKスペシャル・激震!巨大公共事業を観て、色々と考えさせられるものがありました。「完成した巨大公共事業見直しが決定した国営諫早湾干拓事業。入植した農家や地元長崎県は反発する。海の環境悪化や漁業被害、失業に苦しんできた漁師たちは、国の責任を追及してきた。諫早湾干拓事業は、なぜ地域に混乱を残すことになったかを追う。」まず最初に登場した大学教授は、「埋め立てた場合に予想される、環境アセスメントのデーターのがまったく調査されていなかった。」「埋め立てありきの委員会だった。」と回想されていました。また、小長井漁港の元組合長は「今、サインしないと補償金が出なくなりますよ」「漁業権も失うかもしれませんよ」と脅かされたと言います。「結局、高級のタイラギ(貝)がまったく捕れなくなりました。」「工場を閉鎖し、借金が残り、妻とは離婚し、一家離散になりました。」漁師という職業を失い、職安に通う後ろ姿が淋しそうでした。そして、また干拓地に営農している農家の方は、「水門を開けると、海水が入り作物が採れなくなる。」「開門には絶対反対だ!」と怒りを込めて話しておられました。農水大臣が諫早市役所に訪れた時、玄関前には開門しろという漁業者と、絶対反対という農業者が一触即発の状態になっていました。本来は、対決すべき関係でないはずの両者が、政府の責任でこの様な状態になったのは悲しい事だと思いました。そもそも、昭和36年に耕作地が足らないと言って始まった事業が、全国で減反が始まると、その目的が治山治水に変化し、おりから「日本列島改造論」に乗り事業の継続をした事でした。それにしても、工事担当の大手ゼネコンから相当額の政治献金が知事や地元国会議員にあったと「しんぶん赤旗」に掲載された事が記憶にあります。さて、今日の安曇川は気温は低めですが快晴で、大雪になるという予報は、今のところ外れましたが油断は出来ません。昨日から思い切って「融雪装置」を5000円もかけて設置しました。水は地下水の利用ですので、水道代もかからず雪かきも少しは楽になりそうです。(写真は、凍り付いた道路と新たに設置した融雪装置です)
韓国に勝ちましたね。
2011/01/27
スポーツといえば、野球とラグビー以外はあまり関心がありませんが、久しぶりに興奮するサッカーの試合を観させて頂きました。夜遅く風呂から上がると、嫁さんがサッカーを観ていましたので、「今頃、何の試合をしているの?」と訊くと、「アジアカップや!」の返事です。「そんな選手権があったの?」と関心がなく寝床に入りました。一眠りしてもテレビが点いているので、寝ぼけ半分で観ましたが、PK戦の最中でした。GKの川島選手(初めて知りました)の好守で韓国に勝ちました。次はオーストラリアとの決勝戦だそうで、最初から観たいと思っております、ところで、雪のことは書きたくないのですが、今朝も10pの積雪で雪かきしました。今も外を見ると、時々吹雪きながら激しく降っています。大晦日の大雪を含めると1月だけで積雪があった日が8回もありました。例年だとせいぜい2〜3回でしょうから、おそらく10年ぶり以上になると思います。今夜は、近江八幡で消費税増税反対の決起集会に参加するのですが、先ほどマキノ町の方から積雪が100p以上あり、道路状況が悪く参加出来ないと連絡がありました。同じ高島市でも北部は想像以上の積雪で、安曇川の雪のことなど笑われそうです。(写真は、朝日に輝く比良連峰の山々です)
今日もまた雪が降っています。
2011/01/25
「今年は、よく降りますね」が挨拶代わりになるほど、今日も朝から雪が降っています。幸い積雪にはなっていないので、雪かきの必要はありませんがもううんざりです。宅急便のお兄さんも、仕事がはかどらず「イライラしますわ」と言って、荷物を持って来ますし、ヤクルトのおばちゃん(私より若いですからお姉さん?)も、訪問するたびに雪を払わないといけないので、いつもより時間がかかるとおっしゃっていました。この様に天候が荒れると、お店に来るお客さんはほとんどなくぼんやりとテレビを観たりして過ごしています。例年、1月よりも2月の方が雪がよく降るので来月は大変な事にならないか心配です。「メガネ屋殺すに刃物はいらず、雪が三日も降ればよい」の心境で、今月は売り上げらしい売り上げがなく、残すところ6日になってしまいました。ようやく、腰痛も治まって体調は戻りつつありますが、そろそろ温泉に行きたいという願望が強まっています。明日辺り、久しぶりに朽木・てんくう温泉にでも行こうかなと考えています。これといったネタがなく、つまらない店長日記になってしまいお詫び申し上げます。(写真は、現在の屋根に残った雪と元気に下校する小学生です)
温泉三昧の休日A。
2011/01/23
敦賀市内で昼食後、「さかな館」に立ち寄り「おぼろ昆布」と「たらこ」を仕入れ、国道27号線で若狭町に向かいました。いつも立ち寄る「旬菜館」はお休みで、頼まれていた「梅ぼし」が買えず諦めて休憩だけにしましたが、ここはかなりの降雪があったようで雪山が出来ていました。いつもなら小浜市内まで足を伸ばすのですが、時々みぞれ交じりの雪が降っていましたので真っ直ぐ帰ることにしました。「そう言えば、上中町内に温泉施設が出来たそうやで」「時間が早いので、もう一軒温泉に入ろうか?」「鳥の出し殻みたいになるな」なんて言いながら、目的地を探しました。「バレアの湯」という看板が見えましたので、入ることにしました。「ここなら来たことがあるわ」と嫁さんが言うので、「何しに来たんや?」「確か、若狭快速鉄道の地元との懇談会や」。若狭快速鉄道とは、近江今津駅と上中駅をつなぐ鉄道の事ですが、もはや夢物語です。滋賀県側は、それほどメリットがないのですが、福井県側は京都がかなり近くなり、まだかなりの期待があるようです。さて、話しが横道にそれましたが、このバレアの湯は社会福祉協議会が運営しているそうで、入浴料は500円でした。ただし、12歳以下の子どもは100円で入れるそうで、子どもさんがいる家庭は嬉しい事でしょう。効能書きには、腰痛に効果があると書いてありましたので期待して入りました。こじんまりとした施設で、露天風呂もなく大浴場だけでした。お湯はかなり熱めで、慣れるまで時間がかかりました。男湯は、ほとんど地元の方で、安曇川から来たと言うだけで色々と話しかけて来られました。「小浜市内にある濱の湯は行かれないのですか?」と訊くと、「あんな遠いところは、よう行かんわ」との答えが返って来ました。風呂場から出る時に「お先に失礼します!」と言うと「また、おいでや」と返事が返って来ました。女湯は、貸し切りだったそうで、ゆっくりと入れたと嫁さんが言っておりました。バレアの湯のおかげか、翌日は腰の痛みが和らぎ動きが楽になりました。後、一週間は雪が降らない事を祈っていますが、さてどうなることやら。(写真は、「旬菜館」の駐車場の雪山とバレアの湯の雪山です)
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