滋賀県にもタイガーマスクが。 | - 2011/01/12
- 「漫画の悩める英雄の主人公が現実によみがえったかのようです。全国に広がる慈善の輪は、「タイガーマスク運動」とよんでもいいでしょう。「タイガーマスク」の主人公伊達直人をなのる人が、児童養護施設や児童相談所の前に、ランドセルや文房具、野菜などを置いてゆく。三重の伊達直人がのこした手紙には、「子どもは国の宝です」。広島の伊達直人は、「ピカドンの母」の別名を添えていました。伊達直人は孤児です。「あしたのジョー」の矢吹丈も孤児。続けとばかり、兵庫では「矢吹丈」からランドセルが届きました。「タイガーマスク」については、苦悩する姿を記憶している人が多いはずです。孤児を悪役レスラーに育てる「虎の穴」に誘われ、プロレスの世界に入って孤児の施設に寄付する伊達直人。孤児なら誰でも助けたい伊達直人と、弱者を切り捨てる「虎の穴」との対立。「虎の穴」が伊達を葬ろうとリングに繰り出してくる残虐な相手に対し、試合のルールを守か破るか迷うタイガーマスク・・・。伊達直人の名で寄付する人も、彼の仮面の下の苦しみを胸に刻んでいるのかもしれません。今の児童養護施設に入っている子どもは3万人あまり。孤児よりも、虐待などで親と暮らせない子が多い。一方、児童相談所への養護相談は年間8万7千件を超えます(09年)。親の家出や死亡、離婚。虐待や子育て放棄。世間には、寒波のもとで善意の火をともす「伊達直人」と「菅直人」を比べる人も現れています。(12日付けしんぶん赤旗「潮流」より)私たちが中学生の頃、テレビで放映されていて欠かさず観た記憶があります。ただ、恥ずかしい話し「伊達直人」と言う名前は初めて聞いたような気がします。最後は、トラックにひかれそうな子どもを救い、自らはトラックにはねられて亡くなるのですが、マスクだけは川に棄ててしまうのでしたね。さて、この現象に対し、ある有名なコラムニストは「国への不信というものが高まり、この様な行動になっているのだと思う」とコメントされていましたが、うなずくものがありました。ところで、恵まれない大人がいることも忘れないで、我が家にも「タイガーマスク」が来ないかなと思っています。今日は、安曇川も久しぶりの快晴で雪かきをしなくて済みましたが、今夜から冬型が強まり明日は雪になるそうです。首も腰も腕も太ももも痛みがありますので、治療のため朽木の「てんくう」温泉にでも行こうと思います。(写真は、大晦日から新年にかけてマキノ・「さらさ」温泉に積もった大雪です)
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